中国古典新書

978−4−89619−237−7
陰シツ録(新装版)  石川梅次郎著 
明の袁了凡の著。陰シツの語は初めて書経に見え、立命之学・謙虚利中・積善・改過の四篇より成る。
雲谷禅師に従事して善事を実行し己が運命を改革した大丈夫一代の実践記録である。
(四六判、214頁)
価格
\2,500
978−4−89619−212−4
大学・中庸(新装版)  俣野太郎著
四書の一。大学はもと礼記の一篇、三綱八条から成る。
中庸は孔子の孫の子で、共に精神修養書として古来から読まれてきた。
本書は学・庸の根本より探求し、特には諸説が引かれる。
(四六判、302頁)
価格
\2,500
978−4−89619−201−8
論語 上(新装版)  宇野哲人著 
論語は孔子と弟子たちの言行録で、世界不滅の古典である。
本書は今は亡き漢文学者の第一人者による晩年の全講義録で、平易卓抜な講義は読者を魅了して止まない。
上巻には子罕篇までを収録。
(新装版、B六判、 298頁)
価格
\2,500
978−4−89619−202−5
論語 下(新装版)  宇野哲人著
論語は孔子と弟子たちの言行録で、世界不滅の古典である。
本書は今は亡き漢文学者の第一人者による晩年の全講義録で、平易卓抜な講義は読者を魅了して止まない。
下巻には郷党篇から堯日篇までを収録。
(新装版、B六判、288頁)
価格
\2,500
978−4−89619−206−3
菜根譚(新装版)  今井宇三郎著
明の洪自誠の著。「花は半開を看、酒は微酔に飲む。
この中大いに佳趣あり」など、養生に関する名句が多く、古来より日本人の心の糧として親しまれてきた。
また自己修養の一書にも数えられる。
(B六判、316頁)
価格
\2,500
978−4−89619−233−9
晏子春秋(新装版)  山田琢著
単に晏子ともいう。斉の晏嬰の言語録を後人が編集したもの。
春秋の乱世、斉国三代の君に仕えた政治家晏嬰が、庶民の立場になって君主を諫めた名宰相の治国平天下の記録。
(B六判、210頁)
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\2,500
978−4−89619−267−4
礼記(新装版)  下見隆雄著
五経の一、漢の戴聖の編。周末から秦漢にかけての古礼に関する記録。
周礼・儀礼と合わせて三礼と言い、特に、礼記の出現は意義も深く用途も幅広い。
本書は、身辺の道徳作法四十二条を解説する。
(新装版、B六判、238頁)
価格
\2,500
978−4ー89619−207−0
貞観政要(新装版)  原田種成著 
貞観政要は、呉兢という歴史家が唐の太宗の政治に関する言行を編録した書で、我が国にもこれにあやかり貞観という年号がある。
古くから政治家・実業人に愛読された政治宝典である。
(B六判、276頁)
価格
\2,500
978−4−89619−200−1
朱子文集  友枝龍太郎著 (品切)
宋学の大成者・朱子の七十年にわたるきびしい思想学問を、自筆の原稿を基に項目別に分類した詩文集から、朱子の物の考え方の中心となる二十九篇を訳注して、不世出の碩学の人と思想を解明する。
(四六判、220頁)
価格
\0
978−4−89619−203−2
老子  山室三良著 (品切)
老子という書は、別名「道徳経」とも言い、合計五千余言。戦争を否定し人為を排斥し、無為自然の境地を唱道する。
儒教と並ぶ道家思想の源泉。
本書は特に老子の求める大道について考証する。
(四六判、284頁)
価格
\0
978−4−89619−204−9
公孫竜子  天野鎮雄著  (品切)
「白馬は馬ではない」という白馬非馬や賢白異同の詭弁を唱えたことは有名。
本書は戦国時代活躍した名家公孫竜の全貌を紹介し、現代論理学の成果をふまえて詳細に訳注した労作。
(四六判、270頁)
価格
\0
978−4−89619−205−6
孫子  田所義行著  (品切)
「兵は国の重大事である」と孫子は兵法を説き、兵戦・軍略・外交策・経世策の必要性を強調。
本書は敵との対処の方法など、日常卑近な事例にうつして全篇を解説。
生存競争を生き抜く指針の書。
(四六判、258頁)
価格
\0
978−4−89619−208−7
近思録  山崎道夫著  (品切)
朱子・呂祖謙の共編。論孟・老荘等と共に修養書の七書の一つであり、宋代朱子学における人間形成の経典である。
本書は通釈をはじめ注釈も豊富に取り入れ、知性と実践の百四十八条を精選した。
(四六判、302頁)
価格
\0
978−4−89619−209−4
塩鉄論  山田勝美著
漢の恒寛の著。
漢帝国時代における塩と鉄と酒との専売制の存廃をめぐって、官民の論争を集録したもの。
歴史・文学関係あるいは社会経済史的分野からも参考になる経済論である。
(四六判、254頁)
価格
\2,621
978−4−89619−210−0
抱朴子  村上嘉実著 (品切)
晋の葛洪の著。
抱朴子とは葛洪の自称で、人間永遠の願望である不老長寿の霊薬を求めつつ神仙の世界に挑戦。
本書は人々が誰もが興味を覚える中国仙人のロマン、抱朴子内篇を紹介する。
(四六判、242頁)
価格
\0
978−4−89619−211−7
墨子  高田淳著
墨子と、その学派を記した書物。現存十五巻五十三編。
近代中国革命の原動力とも成り、魯迅の小説でも知られる墨家思想の博愛主義を唱導する。
本書は兼愛・非攻・節用などの主篇を精選した。
(四六判、290頁)
価格
\2,330
978−4−89619−213−1
荘子  阿部吉雄著
周の荘周の著。孟子とほぼ同年代の人。
一名「南華真経」と言い、破天荒な寓話やびっこせむしなどの不具者がユーモアと風刺を交わして語る人間自立の声。
荘周の超筆力と荘子哲学を、本書に再現。
(四六判、294頁)
価格
\2,600
978−4−89619−214−8
十八史略  市川任三著 (品切)
元の曹先之の撰録。史記・後漢書等、十八史の事実を抄録し、時代順に編纂したもの。
明治の始めに爆発的な人気を呼び、教科書にもよく引用される。手軽な概説書として好評の書。
(四六判、252)
価格
\0
978−4−89619−215−5
蒙求  柳町達也著
唐の李澣の著。書名は易経の蒙卦に「竜蒙我に求む」に基づき命名したもので、古人の逸話を類集したもの。
四言一句の韻律が調子がよく、名言故事の宝庫でもある。漢文入門書としても最適。
(四六判、286頁)
価格
\2,330
978ー4−89619−216−2
韓非子  小野沢精一著
韓非は戦国時代の思想家。政治を行う上で、法と刑罰の必要性を説く。
すなわち賞罰は確実に与えて国家の運営は法術に限るという。
本書は現代に痛切な韓非の法家思想入門。
(四六判、284頁)
価格
\2,621
978−4−89619−217−9
漢書藝文志  鈴木由次郎著
漢書藝文志は司馬遷の史記と並び、後漢の班固が著した漢書百巻中の第三十巻に記載されている漢代学術の目録で、本書はその唯一の完訳本で古典研究家必備の一冊である。
(四六判、312頁)
価格
\2,718
978−4−89619−218−9
春秋左氏伝  鎌田正著  (品切)
単に左氏伝・左伝とも言い、魯の歴史を記載する編年体の史書で、公羊・穀梁と共に春秋三伝の一つ。
左伝は、孔子の倫理観で記録された春秋諸国の多彩な人間絵巻と言える。
(四六判、278頁)
価格
\0
978−4−89619−219−3
唐宋八家文  佐藤一郎著
最初のものは明の茅坤の唐宋八大家文鈔であり、日本において大流行を遂げた唐宋八大家文とは、清の沈徳潜の唐宋八大家文読本を指している。
本書は、特に唐宋の八大文豪の名文章三十四編を選択。
(四六判、258頁)
価格
\2,600
978−4−89619−220−9
白氏文集  内田泉之助著
白居易(字は楽天)の著。
三千余編の名詩は枕草子や平家物語をはじめ、日本文学に大きな影響を及ぼした。
本書は中庸の社会詩人白楽天が民衆の苦痛を詠じ、政治の頽廃を諷した代表作百篇を平訳。
(四六判、246頁)
価格
\2,400
978−4−89619−221−6
戦国策 上  沢田正熙著  (品切)
国策・国事などともいわれ、前漢の劉向が三十三編に編纂。
本巻には蛇足・虎の威を借る狐の話も見られる。
弱肉強食の戦国の世、蘇秦・張儀らが独創的な視野で、諸侯に合従連衡を唱えた戦国史話。
(四六判、254頁)
価格
\0
978−4−89619−222−3
戦国策 下  沢田正熙著  (品切) 
国策・国事などともいわれ、前漢の劉向が三十三編に編纂。
上巻同様、故事熟語の出典となり人口に膾炙したものや気軽に読めるものを中心に選択。
士は己を知る者のために死す、先ず隗より始めよ等の話が見られる。
(四六判、238頁)
価格
\0
978−4−89619−223−0
列女伝  荒城孝臣著  (品切)
漢の劉向の撰著。
女の美貌と愛憎が織りなす功罪と、社会の平安発展を支えてきた女の特性を描写。
本書は中国古典女性史百四話全篇を注解し、「続列女伝」の目録を付した。
(四六判、334頁)
価格
\0
978−4−89619−224−7
文選  網祐二著  (品切)
梁の蕭統が、周から梁に至る詩文の中から佳作を選出し編纂。
日本では平安時代に多く読まれた。
本書は、司馬相如の子虚賦・諸葛亮の出師の表・陶淵明の帰去来等の名作を掲載。
(四六判、252頁)
価格
\0
978−4−89619−225−4
説苑  高木友之助著
漢の劉向の著。春秋時代から漢の初めまでの先賢の逸話を捜集。
古来より指導者階級の人々に愛読される。
本書はすべて二十篇を収録し、その日常に活かし得る章を選んで解説する。
(四六判、286頁)
価格
\2,621
978−4−89619−226−1
朱子行状  佐藤仁著  (品切)
南宋時代における、中国最大の哲学者朱子の行状記である。
儒教の正統を確立した宋学の大成者朱子の一代記である本書は、朱子学入門の書として好評を得ている。
(四六判、230頁)
価格
\0
978−4−89619−227−8
国語  大野峻著
周の左丘明の作とつたえられており、春秋外伝あるいは左国外伝とも称され、左伝・史記・漢書と共に必読の史書として、高く評価されている。
興趣ありて重要な人間史話四十三篇を精選。
(四六判、270頁)
価格
\2,621
978−4−89619−228−5
列子  穴沢辰雄著  (品切)
八巻、一名「沖虚真経」。戦国時代の列禦寇の作といわれるが、定かではない。
荘子と双璧をなすユーモアな寓意で神話伝説を語る。
本書は、その列子の世界全八章を注釈し、道家思想を解説する。
(四六判、296頁)
価格
\0
978−4−89619−229−2
緯書  安居香山著
緯書は、論語・孟子のように年代や人によって編まれた一書ではない、散佚した緯書資料を総括して述べたものである。
古来より漢代思想の予言・革命の書としてもあつかわれてきた。
(四六判、218頁)
価格
\2,427
978−4−89619−230−8
楽府  澤口剛雄著
宋の郭茂倩の編。詩を音楽に合わせて歌った楽府詩を収録した歌曲集。
本書は、不老長寿の願望と自らの安心を悲歌した満歌行・胡笳十八拍・仲卿妻等、五十篇を収録。
(四六判、222頁)
価格
\2,427
978−4−89619−231−5
竹窓随筆  荒木見悟著  (品切)
初筆一四七、二筆一三〇、三筆一一二篇の話題が収録されており、その中から名僧が看たまま感じだままの赤裸々な人間観・世界観を綴った、現代人の宗教学入門百十章を紹介。
(四六判、230頁)
価格
\0
978−4−89619−232−2
小学  遠藤哲夫著 (品切)
宋の朱子の指綬を受け、門人の劉子澄が纂述。
小学は大学に対する名称で、古今聖賢の伝習の中から少年教育に関するものを抄出編成。
本書は、情操と知恵の成長に合わせ説いた小学外篇の全釈。
(四六判、230頁)
価格
\0
978−4−89619−234−6
管子  柿村峻著  (品切)
現行本七十五編、作者未詳、ただ管仲とその門人らしい。
かの有名な故事「管鮑の交わり」は、今でも我々の心に生きている。
本書は名宰相管仲の政治経済論等を参考にして、処世上に役立たせる。
(四六判、238頁)
価格
\0
978−4−89619−235−3
三国志  宮川尚志著  (品切)
西晋の陳寿の著。魏・蜀・呉の三国の史を言い、歴代正史の一。
三国志は、後の「三国志演義」の資料としても活用されており、本書は天下を三分して争った人々の戦国史話十五篇を紹介。
(四六判、222頁)
価格
\0
978−4−89619−236−0
正蒙  山根三芳著
宋の張載の撰述。往聖のために絶学を継ぎ、万世のために太平をひらきかんと、宇宙人生と中国独自の唯物思想の道を開いた横渠先生の代表作。本書は、形而上学を学ぶ上で大変興味のある一書である。
(四六判、270頁)
価格
\3,000
978−4−89619−238−4
晋書  越智重明著  (品切)
正史の一。唐の太宗の詔によって、房玄齢らが編集した晋代の史書。
古い制度や秩序が崩壊して、新しい倫理と人間関係が芽生えた六朝時代の背景を描写。
本書は、その晋代の入門書である。
(四六判、240頁)
価格
\0
978−4−89619−239−1
世説新語  矢木沢元著 (品切)
南朝宋の臨川王劉義慶の著。漢代から東晋までの佳事逸話を収録し、三十六篇から成る。
唐代伝記の元祖とも言われ、本書は最古の志人小説より興味深いと思われる百四十の物語を解説する。
(四六判、234頁)
価格
\0
978−4−89619−240−7
商子  清水潔著 (品切)
商君書とも言い、戦国時代前半期の政治家商鞅の思想をまとめたもの。法家を代表する主要な書と言える。
本書は、未開の秦に変法を施行し、一大強国を築き上げた革命児の思想を展開。
(四六判、218頁)
価格
\0
978−4−89619−241−4
王陽明文集  岡田武彦著  (品切)
明の王守仁(陽明)撰述。「王文成公全書」の中から陽明の上奏文や書翰・詩・学問論などを選出し収録する。
本書、陽明の行動哲学二十六章は、王陽明の生涯と思想を知る上で至便である。
(四六判、224頁)
価格
\0
978−4−89619−242−1
楚辞  星川清孝著
楚の屈原と、屈原に感銘した弟子後人らの作品集。
北方文学の詩経に対して、楚辞は南方文学を代表する。
文の構成および押韻の方法に特徴があり、本書はこの代表作を精選した。
(四六判、228頁)
価格
\2,427
978−4−89619−243−8
文中子  市川本太郎著 (品切)
一般的には「中説」と称し、隋の王通や門人たちの記録を、薛収・姚義らが編したもの。
元来、論語に擬していると言われており、本書は、教育を著述に一生を捧げた文中子の解説書である。
(四六判、238頁)
価格
\0
978−4−89619−244−5
後漢書  藤田至善著
本紀・列伝は六朝の范曄、志は晋の司馬彪の著であり、正史の一。
専制君主制を背景に、宦官と外戚と官僚とが、政権争奪する姿は古今通じている。本書は、その列伝十人を取り上げる。
(四六判、236頁)
価格
\2,400
978−4−89619−245−2
孟子  渡辺卓著
四書の一。周の孟軻の言行や学説を記録。
孟子の「性ハ善ナリ」の説、また諸国を遊説して王道・仁義を説いたことは有名。
本書は、亜聖と称される孟子の行動的な古典から二十四章を精選した。
(四六判、216頁)
価格
\2,427
978−4−89619−246−9
資治通鑑  竹内照夫著 (品切)
宋の司馬光の著。周末より五代に至る国家の興衰、生民の喜憂などを詳記し、正史と共に貴重な資料でもある。
本書は、後漢の党錮事件・劉祐の北伐・安禄山の天宝の乱などを収録。
(四六判、178頁)
価格
\0
978−4−89619−247−6
淮南子  楠山春樹著 (品切)
漢の淮南王劉安が、食客数千人を集めて作成した先秦諸家の思想書。
天文・伝説・兵略・風俗など極めて種類豊富で、一種の百科書的著作である。
本書は全二十一篇の主論を収録。
(四六判、214頁)
価格
\0
978−4−89619−248−3
五代史  日野開三郎著  (品切)
唐末に起こった後梁・後唐・後晋・後漢・後周の五代の歴史を、宋の薜居正らが、太宗の勅令により撰述。
本書は、大動乱の後を受けた五代の食貨志全篇を詳細に注釈した労作。
(四六判、166頁)
価格
\0
978−4−89619−249−0
古文真宝  柳町達也著
七国より宋に至る諸家の作で、前後二集から成立し、前集は詩、後集は文を収め、江戸・明治の文学に多大な影響を及ぼした。
本書は、その後集の中から漁父辞・帰去来辞・出師表等、十四篇を訳注。
(四六判、222頁)
価格
\2,136
978−4−89619−250−0
呉子  松井武男著
一巻、呉越の門人によって編録されたらしい。
呉子は、魯・魏・楚の三大国の将軍を歴任し、孫子・尉繚子らと共に武経七書に入っている。
本書は、百戦百勝の兵家呉子の全貌を紹介。司馬法抄を付す。
(四六判、134頁)
価格
\2,233
978−4−89619−251−3
新唐書  古賀登著
宋の欧陽修らが、仁宗の詔を奉じて編集した唐代の正史で、本帰十巻・志五十巻・表十五巻・列伝百五十巻から成る。
本書では、楊貴妃、李白、杜甫、安禄山、黄巣など、大唐帝国の華麗な人物伝を描く。
(四六判、210頁)
価格
\2,427
978−4−89619−252−0
天主実義  後藤基巳著
マテオ・リッチ(中国名、利馬竇)の著。
イタリアの宣教師マテオが、明末に渡来して布教するに当たり、中国の伝統思想や風俗の是非を論じた、西洋人の肌で触れた珍しい中国批判の書。
(四六判、245頁)
価格
\2,136
978−4−89619−253−7
孔子家語  清田清著
孔子の言葉・行事および門人との問答を記録。
魏の王粛の偽作と言われているが、孔子を理解する上で重要な役割を果たしている。
本書は、孔子の学問を志す人の必読書と言えよう。
(四六判、222頁)
価格
\2,427
978−4−89619−254−5
居業録  平田栄著  (品切)
明の胡居仁の門人、余祐の編。実践躬行の学問を唱え、朱子学末流の弊を排し、陽明学の先駆っをなした居仁の講学語録。
薛敬軒の読書録と並んで明代初期の儒学の粋とされ、本邦でも愛読された。
(四六判、210頁)
価格
\0
978−4−89619−255−1
宋名臣言行録  諸橋・原田著  (品切)
宋の名臣の言行録を朱子が集録。単に名臣言行録とも言い、我が国では夙に覆刻が行われ、明治天皇の御愛読の一書でもあった。
現代にも通用する名臣三十三傑の言行を紹介。 
(四六判、210頁)
価格
\0
978−4−89619−256−8
文心雕竜  戸田浩暁著  (品切)
梁の劉?の著。十巻五十篇より成り、駢文と称される特徴のある文体で、古来、文人たちに珍重されてきた。
本書は、時代の金字塔である文心雕竜の文章表現法、修辞法などの心得を詳解する。
(四六判、212頁)
価格
\0
978−4−89619−257−5
太玄経  鈴木由次郎著
十巻。西漢の揚雄が、易に擬して著した占筮書かつ哲学書で、律歴、天文、陰陽五行の説を総括した漢代象数易の傑作。
本書は、最も難解とされていた太玄易の全貌を明らかにし、日々の処世訓とした。
(四六判、278頁)
価格
\2,621
978−4−89619−258−2
大戴礼  新田大作著
前漢の戴徳の編纂。また大戴記とも言い、礼に関する説を集録。
人間社会における交流と維持発展のためには、一体、どんな礼制が必要か?
本書は、礼の理想像を説いた人間関係の調整剤。
(四六判、278頁)
価格
\2,330
978−4−89619−259−9
五雑俎  藤野岩友著
五とは天・地・人・物・事の五部を言い、天文地理などの広範囲を論述する。
特に、日本・沖縄関係の資料や体験記、政治論、民間行事等まで記録して日本人にも愛読された書の一つ。
(四六判、204頁)
価格
\1,942
978−4−89619−260−5
法言  鈴木喜一著
十三巻、漢の揚雄の撰述。論語を模倣して、学問・政治・人生を論じた思想書。
「太玄経」「揚子方言」と共に揚雄の代表作の一。本書は、特に訳文を箇条書きにして一層明確にした。
(四六判、218頁)
価格
\1,942
978−4−89619−261−2
陸象山文集  福田殖著
象山は名を九淵と言い、文集は象山の没後、陸持之によって編集された。
今、世界に注目される陽明学の遡源は、この陸学であったことは述べるまでもない。本書は、その主要な詩文と語録を収録。
(四六判、242頁)
価格
\2,400
978−4−89619−262−9
書譜  西林昭一著  (品切)
孫過庭の書譜は、王義之の書を典型としており、書の哲学・芸術論を秘めている。
本書は、自筆本書譜をテキストとし、多数の参考図版を用い、書の芸術論を解明する。
書を学ぶ人の良き伴侶である。
(四六判、220頁)
価格
\0
978−4−89619−263−6
元史  小林高四郎著  (品切)
正史の一。太祖ヂンギスカンの一代記を始め、漢土侵攻のムカリ、天下の師父耶律楚材など、モンゴル帝国草創期の政治・経済・人物像を描く。
(四六判、266頁)
価格
\0
978−4−89619−264−3
史記  福島中郎著
前漢の司馬遷の作。上古の黄帝より漢の武帝までの歴史を記す。
中国の正史の始祖で、我が国には夙に伝来された。本書は、膨大な史記の抄訳八篇ではあるが、要領を得た入門書として好評を受く。
(四六判、216頁)
価格
\2,427
978−4−89619−265−0
画論  古原宏伸著
東洋画は線の芸術とうたわれており、画論は中国絵画をあらゆる観点から論じた、唯一の画学書である。
本書は、画の気韻、主張、画法論を始め、張彦遠・石濤らの人物など、歴代中国画論の粋を集成。
(四六判、224頁)
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\2,427
978−4−89619−266−7
新序  廣常人世著  (品切)
宋以後伝わる所十巻。春秋から漢初までの人物の伝記・逸話を集録。
為政者の訓戒とするため、成帝の勅を奉じて漢の劉向が校訂。
「説宛」「列女伝」と共に、中国人のヒューマニティを描いた代表作。
(四六判、204頁)
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978−4−89619−268−1
五行大義  中村璋八著 
先秦より隋に至る五行説を蒐集し、組織的に整理・分類した書。
その影響は国文学を始め、神道や仏教、民間の医学易学栄養学等にまで及ぶ。
既に稀覯本である元禄刊行本を底本とした陰陽五行入門。
(新装版、B六判、256頁)
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\2,500
978−4−89619−270−4
荀子  木全徳雄著
戦国の中末期にかけて活躍し、孟子の性善説に反対して性悪説を唱える。また「青はこれを藍より取りて藍より青し」等の名言を生む。礼法・教育を重視した荀況の哲学三十八章を収録。
(四六判、232頁)
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\2,233
978−4−89619−271−1
牧民心鑑  林秀一著
明の朱逢吉の編。牧民とは「民をやしなう」の意で、民衆を治め、部下を統制する実際を述べる。
当時の中国の役所の機構、性格や特殊性なども描かれ、張養浩の三事忠告と共に古来管理職の必読書。
(四六判、226頁)
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\2,136
978−4−89619−272−8
原人論  鎌田茂雄著
著作の年代は不明、中国仏教の概論を収める。
華厳五組の宗密が、主に仏教の哲理について説教したもので、禅学の貴重な文献。本書は、仏教概論のテキスト・参考書として好評を博している。
(四六判、120頁)
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\2,136
978−4−89619−273−5
易経  赤塚忠著  (品切)
五経の一。古くは、周易・易と称する占いの書で、万物の変化と論理の因果関係を説く。
本書は、凡ての経文と繁辞伝、及び説卦伝の重要な所を解釈し、易は当たるかを考え、著者の見解を述べる。
(四六判、146頁)
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978−4−89619−274−2
茶経  林・安居著  (品切)
茶は、我々日本人の心であり、世界の人々にも愛用されている。
本書は、茶の源流・作法を説いた唐の陸羽「茶経」、大典禅師「茶経詳説」、効用を語った栄西禅師「喫茶養生記」の詳細な訳注本。
(四六判、252頁)
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\0
978−4−89619−275−9
書経  野村茂夫著  (品切)
五経の一。もと尚書と称し、上代は堯・舜より夏・殷・周時代の政道を伝承的に記録する。
本書は、中国最古の帝王像を描写した貴重な資料でもあり、民本主義を代表した政治思想の姿とも言える。
(四六判、248頁)
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\0
978−4−89619−276−6
金史  外山軍治著
正史の一であり、紀伝体の歴史書。元の順帝の勅命により、托克托らが編纂する。
体例厳整、文章簡潔にして、遼金元三史の中でも特に優れており、新興勢力の強烈な建国絵巻を描く。
(四六判、258頁)
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\2,233
978−4−89619−277−3
詩藪  横田輝俊著
明の胡応麟の撰述、古今の詩を評釈した詩論書。
我が国においては、貞享三年に刊行され、独自の見識で歴代の作者を通論、また古詩近体を明弁したことは、詩史の先駆をなすものである。
(四六判、202頁)
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\2,136
978−4−89619−278−0
遼史  島田正郎著
宋・金史と共に二十四史の一。元の順帝の勅命により、纂修。中でも営衛志・部族表・国語解などは、良く遼王朝の特色を描写。本書は、モンゴル系種族の国家を学ぶ上で唯一の貴重な資料である。
(四六判、158頁)
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\2,233
978−4−89619−279−7
呂氏春秋  内田・中村著  (品切)
一名「呂覧」。秦の呂不韋が食客三千人に編纂させた書。
儒家、道家、墨家をはじめ諸家の思想が集論されており、我が国には平安朝初期に、高誘の注本が伝来している。
本書巻頭の研究編は特に出色。
(四六判、218頁)
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\0
978−4−89619−280−3
滄浪詩話  市野沢寅雄著
一巻、宋の厳羽の著。中国の持論書であり、一に滄浪吟巻とも言う。
大率、盛唐を旨として論じ、妙悟を主とする。
また、詩弁・詩体・詩法・詩評・詩証の五門に分け、禅を借りて詩を論説したのが特色。
(四六判、174頁)
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\2,136
978−4−89619−281−0
大同書  坂出祥伸著
清朝末期の政治改革論者、康有為の著作。
儒家の理想世界を、ヨーロッパ流の近代思想で再解釈し、差別のない平等太平な世界国家の理想を述べた書。
一九一九年に初めて公表された。
(四六判、204頁)
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\2,427
978−4−89619−282−7
人天宝鑑  篠原寿雄著  (品切)
古今の優れた高僧と人達の、悟りと安らぎの境地を語り、禅門の逸話をはじめ禅の公案の数々を描き写す。
本書は、分かり易く現代風に意訳・解説した。古くから禅入門として愛読される曇秀の名著。
(四六判、212頁)
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\0
978−4−89619−283−4
呻吟語  疋田啓佑著
明の呂坤の著。呻吟とは苦悩のうめきを言い、三十年にわたる精神的苦闘と思索の跡を記録。
自己修養のために書かれた呻吟語は、かつて好評を得た公田先生の訳注があるが、本書は新編集の精選版。
(新装版、B六判、242頁)
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\2,500
978−4−89619−284−1
幽夢影  合山究著
簡潔な表現で文学史上特筆すべき小品文学の一時代を築き上げた清代初期のエッセイスト・張潮の代表作である。
意訳・解説を加えて中国的エピグラムの世界を紹介。
(四六判、214頁)
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\2,427
978−4−89619−285−8
周易参同契  鈴木由次郎著
後漢の魏伯陽の著。人間永遠の願望である不老長寿に応えた道教の養生法を、易の陰陽和合の原理で説いた性の経典。
本書は、鈴木博士が精魂をかたむけた遺稿であり、本邦初の完訳本である。
(四六判、200頁)
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\2,400
978−4−89619−286−5
春秋繁露  日原利国著
董仲舒の著。儒家の政治観や陰陽五行思想・災異現象等、古今の事歴を述べる。
本書は漢の武帝の国家統一体制の支柱となった「楚荘王・玉杯・竹林・玉英・精華」篇を収めた初の翻訳本。
(四六判、194頁)
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\2,427
978−4−89619−287−2
食経  中村・佐藤著
古くから、中国においては「食学」に関する記録が多く、その中でも特に漢方学・料理法など、その伝統は一際輝く。
本書は「食」の哲学を学び、養生法また蔬・肉・魚等、古来の料理法を解説する。
(四六判、216頁)
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\2,233
978−4−89619−288−9
酔古堂剣掃  合山究著  (品切)
人々は日々に酔い名利を求め、国家は正に昏迷滅亡に及ぼうとする折、これに喝を入れ忠告を放った書。
小品文学の中で反骨精神を込めた心身鍛練・精神修養の養生訓と言えよう。
(四六判、226頁)
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\0
978−4−89619−289−6
六韜・三略  岡田脩著  (品切)
孫子・呉子と共に兵法の書。六韜は文韜・武韜・虎韜・豹韜・龍韜・犬韜の六篇をいい、三略は黄石公三略と称する書で、上略・中略・下略をさす。
乱世の処世術に応用できる戦術戦略全篇を訳注。
(四六判、270頁)
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\0
978−4−89619−290−2
伊川撃壌集  上野日出刀著
生涯詩作三千余首、その詩は豊かに理と情とを合わせ持って宇宙を包む。
近年日本で注目されつつある宋学の先駆者にして特異な北宋詩人・部康節の珠玉の思想詩一五〇首から探る“人物と風懐”。
(四六判、212頁)
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\2,136
978−4−89619−291−9
孝経  林秀一著
身体髪膚これを父母に受く−いま最も大切な親子の関係と先祖の祭祀を、孔子と曽子の対談をかりて、具体的に示した孝の原典を、孝経研究の第一人者が古文孝経孔氏伝を底本として懇切に全訳。
(四六判、196頁)
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\2,400
978−4−89619−292−6
射経  濱口富士男著
弓矢の精神と伝統的な射技を詳論して、射の道を体系的に追求した明末の李呈芬の名著を、日本との比較など余説を交えて詳細に完訳し、弓に代表される武の精神と中国の射の大体を明らかにした。
(四六判、196頁)
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\2,427
978−4−89619−293−3
劉念台文集  岡田武彦著  (品切)
程朱と陸王を折衷し、王陽明心学を啓発して独創的学説を掲げ、江戸時代、特に幕末の日本の儒学者達に大きな影響を与えた明末の大儒劉念台の劉子全書から、彼の学術思想を伺うにたる十数篇を訳注。
(四六判、234頁)
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\0
978−4−89619−294−0
顔氏家訓  宇野精一著
北斎の顔之推が子孫のために世間人情の利害を明らかにし、処世の法を述べて戒めとしたもの。
中国の士大夫の教養学問の根底をなす修身斉家の具体的な条目が明白になっている。全二十章を全訳。
(四六判、252頁)
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\2,233
978−4−89619−295−7
論衡  綿本誠著
王充の著。漢末の乱世を憤り、風俗の頽廃を目にして、世俗の誤りを正さんとした書。
いささか極論、冗漫なところもあるが、漢代の合理主義的唯物論としては出色。運命論に焦点をしぼって採録。
(四六判、224頁)
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\2,400
978−4−89619−296−4
神仙伝  福井康順著  (品切)
晋の葛洪の著。八十四人の神仙について記録したもの。
本書には老子、彭祖、墨子等四十五人の道士を収録した。
さまざまな内丹・外丹の不老不死の術を得て、変化自在な道家の世界が展開される。
(四六判、300頁)
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\0
978−4−89619−297−1
帝範・臣軌  麗保孝著
帝範は唐の太宗の撰、四巻。太子のために帝王たる者の模範となる十二条目について集録。
臣軌は則天武后の撰、二巻。人臣たる者の軌法となるべき、道十章を録す。古来管理職必読の古典。
(四六判、126頁)
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\2,136
978−4−89619−298−8
詩経  石川忠久著  (品切)
五経の一。古代の宮廷や各地の民間の歌謡を集めたもので、孔子が三百五篇に整理したという。
本書では国風を中心にして大雅・小雅・頌等の代表作五十篇を近代の金文解釈等にあふれながら訳注。
(四六判、240頁)
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978−4−89619−299−5
唐詩三百首  大川忠三著
清の乾隆時代の撰。唐詩選が初唐中心であるのと比べ、これは中唐、晩唐までの代表作三二〇首を収めてあって、唐一代の詩風をみるのには最高の詩集である。
本書には代表作九十六篇を収録。
(四六判、220頁)
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\2,427


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